私たちはインドから紅茶を直輸入しています。 それは、ダージリン地方のセリンボン茶園にて栽培されている紅茶です。 セリンボン茶園では完全有機栽培が行われておりますが、完全有機栽培だけではなくダージリン内では僅か3農園でしか実践されていない新しい農法、「バイオ・ダイナミック農法」も取り入れられており、その品質の高さは世界中で認められております。
ダージリンはインドの北部に位置しており、世界3代銘茶の一つ、ダージリンティーを栽培している域です。ダージリン地方は東ヒマラヤ山脈の麓、標高500〜2000mの高地にあり、寒暖の差が激しく、日中と朝晩とでは夏と冬ほどの差があります。この気温の差により、大量の霧が立ち上り、この温度差と霧がフレーバリーでコクのある深い味わいを作り出しています。このダージリン地方には主な紅茶園が75あり、そのうちの13の茶園が有機栽培をしております。 その13の茶園の一つが「セリンボン茶園」です。 セリンボン茶園は、ダージリンで13しかない完全有機栽培の内の一つだけではなく、「バイオダイナミック農法」というダージリンでは3茶園でしか実践されていない農法を取り入れています。 これが、セリンボン茶園、「有機栽培とバイオダイナミックな紅茶の地」の看板です。 「バイオダイナミック農法」 バイオダイナミック農法とは バイオダイナミック農法とは、ルドルフ・シュタイナーという人智学者によって提唱された農業手法の形です。 特別な「堆肥」と「調合剤」というものを使うことで土を理想的な状態にし、さらに天体の動きを観察し、天体の動きに合わせて栽培スケジュールを決めるというちょっと面白い農法です。 化学肥料・農薬は一切使いません。牛角糞、牛角礫石、カミリエ、ノコギリソウ、イラクサ、タンポポなどが中心に使われます。 簡単に言うと、宇宙を観察しながら地球の動きに合わせた栽培を、自然の力と共に といったものになりますかね。 この農法は、ヨーロッパを中心としてアメリカ、オーストラリア、インドなどで取り入れられるようになってきました。日本ではまだ全然知られていないと思います。 日本ではまだ活動が始まった、という程度です。知らないのも当然です。 しかし、このバイオダイナミック農法は現在は世界的に有名になっていて、 「有機栽培の最高峰」という位置づけをされています。 ただ単に減農薬、有機栽培ではなくて、「宇宙と地球と自然と共に育っていきましょう」という内容の農法ですから、これから先はこの農法が多く普及するんじゃないかと考えられています。 バイオダイナミック農法の紅茶 セリンボン茶園の紅茶(ダージリン)も、このバイオダイナミック農法で栽培されています。 ダージリン地方でこの農法を取り入れているのはわずか3茶園です。 マカイバリ茶園、シンゲル茶園、そしてセリンボン茶園がその3茶園です。 ダージリンティー自体が世界三大銘茶の一つですが、その中でも25%ほどしか行っていない有機栽培、さらにその中でも18%しか行っていないバイオダイナミック農法。 実に世界三大銘茶の中の上位4%にあたる茶園にて栽培されているセリンボン茶園のダージリン。 これが、本当に素晴らしい紅茶だというのが「事実」です。 セリンボンのダージリンは全て人の手で厳選して「手摘み」にて収穫されています。 手摘みでないと、良い茶葉、悪い茶葉の見分けがつけられません。 だからこそ、手摘みをしているのです。 さらに、茶園の管理者は、摘まれた紅茶をしっかりとテイスティングし、 そして品質を見分けた上で等級分けします。 写真を見ると、とても良い水色、「おいしそうな紅茶」です。